海南島最後の国道

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。よっしゃ、海南島の国道もラスト1本。海口市から東回りの223号線を南下して、最後は三亜市で思い切り夏休みバカンスしてやるぜ。

1度戻ってきた海口市とも今日でお別れ。1日目、海南島に初めて降り立った場所「海口美蘭国際空港」の脇を通り抜けて、223号の旅に出発。ひぇ～、この道もしばらくは農場が広がるばかりでなんもねぇ景色が続くな。サトウキビ、ココナッツ、パイナップル…。特別デカい農場は、国営なんだって。海南島って、てっきりリゾート観光地だと思ってたけど、農業や漁業が盛んなところなんだな。

温泉街はすぐそばに

よーし、順調に次の街、瓊海市に到着。あれ、国道をずっと漕いでいたら市政府に着いたぞ。国道が街のど真ん中を走っているのも珍しいよな。ついでにここの紹介をちょっと拝見。なになに、瓊海市は水資源がめっちゃ豊富で、街の電気もほぼ水力発電で賄っているんだって。さらに市の南にある「官塘温泉」では1日約1万トンのあつ～い鉱泉水が湧き出しているって…すげぇ、日本の有名温泉レベルじゃん。この「官塘温泉」、ここから15キロも離れていないから、また一風呂浴びに行ってみよう。へぇ、この辺りは「温泉鎮」っていう地域なんだな。で、「温泉ガソリンスタンド」に「温泉病院」、「温泉中学校」…あらゆる施設名に温泉が付いていて楽しい（笑）。で、お目当ての温泉は約60元で極楽、極楽。あ～、今日はあんまり進まなかったけど、まぁいいか。ヤシの実ジュースで寛いでやるぜ。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

～上海ジャピオン2016年09月09日号