〝毒グラウンド〟30人復学せず  通路に石を置き賠償23万元

上海市松江区の泗涇第三小学校で9月初め、同校グラウンドから漂う刺激臭で、75人の児童が咳や鼻血などの体調不良を訴えていた問題で、児童の保護者らは最近、約30人の1年生が未だに復学できていないことを明らかにした。

同校は今年9月から開校し、小学1年生と4年生が通う。新学期が始まって間もなく、グラウンドの異臭で多くの児童が咳や鼻血を出すなどの体調不良を訴え、休学が相次いでいた。これに対し同校副校長は、9月30日(金)にグラウンドの検査をしたところ、すべての成分において市が定めた基準値を超えておらず、さらに国慶節休暇中に水で洗うなどの処置を経て、異臭は消えたと説明。現在はほとんどの学生が復学していると話す。一方で一部の保護者は、復学後も鼻血を出した児童がおり、体調不良の原因を特定しない限り復学できないと抗議している。

そのほか浦東新区で昨年末、2歳男児がアパート5階の通路に置かれた石をよじ登り、窓から誤って転落し死亡した事故で、男児の両親が同アパートの管理会社と、石を置いた隣の住民に対し約115万元の賠償を求めていた裁判で、浦東新区法院は近頃、管理会社と隣の住民にそれぞれ23万元余りの賠償を命じた。

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(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2016年10月28日号

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