上海市静安区巨鹿路888号で今年6月、市の優秀歴史建築物に指定されている建物が法に反し取り壊された事件で、同区住房保障と房屋管理局は取り壊しを行った、この建物の所有者の母親である女に3050万元の罰金と、建物を10カ月以内に原状に戻すことを命じた。
また同区建設と管理委員会は取り壊しを実行した企業に対し、罰金30万元余りと1年間の資格停止処分、及び1年間市の建築物に対する競争入札参加資格を停止する処分を下した。取り壊し後の建築デザインを請け負ったデザイナーに対しては、国内での仕事内容に制限を設けるほか、1年間市内の建築デザインに関わることを禁止。ほか廃材の運搬を行った企業に5万元の罰金を処した。なおこの建物は1999年に市の優秀歴史建築物に指定され、築90年を誇ると言う。所有者は1990年代生まれの海外帰国者で、彼女の母親は取り壊しに関し、家を補強するつもりで行ったと説明している。
一方徐匯区市場監督管理局は6月22日(木)、外資系の食品企業約50社に対し食品の安全管理講座を開催。近年発生した食品に関する事件を例に挙げながら食に関する法律を説明し、多くの外国人オーナーが参加した。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年6月30日発行号