上海市政府は7月7日(金)、第13次5カ年計画「十三五」において、市の住宅計画に関する政策「上海市住房発展〝十三五〟規劃」を発表。2020年までに、170万戸の住宅を新設することを明らかにした。
同政策では、約5500㌶の土地に、170万戸の住宅を建設することを計画。うち販売用の住宅は45万戸、賃貸向けの住宅は70万戸を新設予定だと言う。また市中心部約5000万平方㍍にある老朽化マンションなどに対し、修繕を行うとした。新設する住宅件数は、第12次5カ年計画「十二五」に比べ60%ほど多く、今回は特に賃貸住宅市場を拡大させることによって、住宅価格の安定と、需要と供給のバランスを取ることを目標にしていると言う。
一方虹口区の、中国歴史文化名街に指定されている多倫路で最近、歴代の新聞を収集・展示している「家庭集報館」や箸の博物館「筷箸博物館」などの民間博物館が相次いで閉館していることがわかった。「家庭集報館」の館長によると、多倫路にはかつて11軒の民間博物館が存在したが、経済的な理由や、経営者が高齢であることなどから次々と閉店していると話す。市収蔵協会会長によると、市では現在、50軒弱の民間博物館が存在すると言う。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2017年7月14日発行号