自慢のお隣さん 第30ノック 塚本さん宅

インド料理はスパイスが命

今回は寺島さんからの紹介で、インド料理を食べるのも作るのも大好きという塚本さん宅を訪問する。

インド料理ならおまかせを レパートリーは二百以上!

塚本幸子さんは、先週登場した寺島さんと一緒に、料理サークルの子ども教室で先生をしている。おにぎりやケーキなど、これまでに子どもたちと一緒に様々な料理を作ってきた。「料理の先生というより幼稚園の先生になった気分です」と笑みをこぼす。
一緒に料理をしていて感じるのは、こねたり混ぜたりといった動作のひとつひとつをとっても、想像以上に子どもの力は弱いということだ。「つい自分でやったほうが早いと思ってしまいます。忙しいお母さん方も家ではあまり手伝わせないのでは」と幸子さん。しかし、だからこそ、このサークルでは思いっきり料理の楽しさを味わってもらいたい、彼女の言葉からはそんな思いが伝わってくる。
料理好きな幸子さんのキッチンには様々な道具や調味料が揃っているが、なかでも圧巻なのはずらりと並んだインド料理のスパイス。もともとインド料理に目がない幸子さんだが、次第に食べるだけでは飽きたらず、専門学校で学ぶまでになった。今ではレパートリーは優に200品を超える。幸子さんのお得意はカレーの一種でバターチキンという料理だ。「バターチキンはインドカレーの中でもポピュラーなもの。どのお店にも置いてあるので是非試して欲しい」と太鼓判を押す。

インド料理店はほぼ制覇 好きなものはとことん追求


幸子さんにとっては仕事で休みなく飛び回っているご主人の健康管理も大切な務め。食事はヘルシーな野菜中心を心がけているが、野菜や豆類を多く使うインド料理はそんなご主人にもピッタリ。ひと月に数回はインド料理が食卓を飾る。そしてたまの休みには揃ってインド料理店へ。「上海のインド料理店はほとんど制覇したと思います。この間とっておきのお店を見つけましたよ」と笑う。

また、上海に来てからたくさんの習い事を始めた幸子さん。今夢中なのは、マッサージ好きが高じて始めた推拿の施術法だ。好きなものはとことん追求する―そんな塚本さんの姿勢に、充実した人生を送る秘訣をみた気がした。

△疲れたときはアロマでリラックス

今週の物件情報
 地区:静安区
 間取り:1LDK/75㎡
 家賃:非公開
 築年数:15年
 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、BS1・2、NHK 、プール、ジム
 交通:地下鉄駅徒歩7分

⇒Next Week
友人の池田さん宅には大きな四段重ねの蒸篭があるんです。生地からすべて手作りした点心は最高に美味しいんです。

~上海ジャピオン7月14日発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP