国薬集団中国生物武漢生物制品研究所など中国国内の機関で最近、新型コロナウイルス感染症のワクチン臨床試験が承認され、開発が進められていることがわかった。
臨床実験段階に進んだことは、同ウイルスのワクチン開発に1歩近づいたことを意味する。2003年にはSARS(重症急性呼吸器症候群)ワクチン研究を進めていたが、一次臨床試験の段階で感染収束期を迎えたため試験を継続することができず、開発が中断していた。
清華大学薬学院薬学院院長は、当時より大きく進歩した技術で、新たなワクチン開発は順調に進むと予測しているという。
~上海ジャピオン2020年4月24日発行号