飛行機の形のビル
上海市の北側に位置する中原エリアは、1980年代にアパートが一気に建てられた巨大ベッドタウンだ。近くにはBBQもできる巨大な公園「共青国家森林公園」もあり、住みよい場所となっている。
「飛機楼」は飛行機の形をした3階建てのビル。中国の著名建築士董大酉が設計を手掛けた。1936年に竣工したものの戦火に遭い損壊、93年に篤志家が2000万元を投じて修繕された。現在は「上海長海医院」の一病棟として活躍している。
このビル北側には広大な住宅区が広がり、長年住み続けている地元の人が多い。ここに住めば、濃密な上海文化を堪能できるだろう。
~上海ジャピオン2021年2月26日発行号