ヨーロピアン里弄
最近道路補修が完了し、歩きやすく、美しい道になった南昌路。
「上海別墅」は1916年に建てられた、「里弄」と呼ばれる集合住宅で、設計者は不明。3階建ての建物が10棟集まっており、窓から突き出る物干し竿と、たなびく洗濯物は古き良きオールド上海の風景そのもの。一方、クリーム色の外壁や白い窓枠、幾学模様が刻まれた入口の柱はどこかヨーロピアンで、ほかとはちょっと違った「里弄」の雰囲気を味わえる。
歴史的建築物とカフェが密集し、コーヒー片手、カメラ片手に歩いている人がたくさんいる南昌路。週末の散歩を楽しむのにピッタリの道だ。
~上海ジャピオン2021年10月22日号