日本人男性による万博詐欺 懲役12年の実刑判決

 上海万博の運営局の名を騙り、日系企業幹部から6000万円を騙し取ったとして詐欺罪に問われた、
日本人男性と共犯の中国人運転手に対する判決が、4月16日(金)、市第一中級人民法院で行われた。
裁判長はそれぞれ懲役12年、罰金40万元と懲役4年、罰金2万元の実刑判決を言い渡した。
 男は2008年4月、上海万博運営局顧問と身分を偽り、
同幹部に万博会場内にある商業用地4000平方㍍の販売権を優遇価格での譲渡を提案。
同年7月、男は中国人運転手と共に日本を訪れ、偽の販売権譲渡契約書を交わし、
銀行口座に前金6000万円を振り込ませた。
その後、万博当局からの正規委譲書がないため、同幹部は企業誘致を進められず、
事件の発覚に至り、警察が男らを逮捕していた。
(4月19日)

~上海ジャピオン4月23日号より

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