上海ブックフェア閉幕 湊かなえ対談&サイン会も

上海市で7日間にわたって開催されていた「2024年上海ブックフェア(上海書展)」が8月20日(火)に閉幕。書籍の展示販売に加え、各種イベントが催されたことがわかった。

メイン会場である静安区の「上海展覧中心」では約3万冊の書籍が展示販売された。一方、日本の〝イヤミスの女王〟こと人気ミステリー作家、湊かなえと中国の人気推理作家、紫金陳の対談&サイン会には中国各地からファンが詰めかけた。湊かなえは今回、2009年出版の『贖罪』を携え初訪中。『贖罪』の章ごとに主人公が変わる独白形式について紫金陳は「非常に難しい手法で、自分には書けそうにない。人間性の分析も見事だ」と語った。また映画化もされたベストセラー『告白』は当初、永遠に映像化できないようにするつもりで書いたと語る湊に対し、紫は「自分は映像化を考えながら書いている。本だけでは懐が寂しいので」と言って会場を沸かせた。(8月14日)

 

 

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2024年8月23日号

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