上海市浦東新区の浦東国際空港で11月20日(水)、第四期拡張工事の主要プロジェクトである第3ターミナル(T3)ビルの新設工事が着工した。2028年の完工を目指し、完成後同空港は国内最大の空港となる。
T3ビルは、T1・T2およびサテライトホールの南側に位置し、5000万人が収容可能な規模になるという。またT3には虹橋空港までを結ぶ空港連絡線、軌道交通2号線、南匯支線、軌道交通21号線が乗り入れる計画で、空港連絡線と21号線では空港と高速鉄道「上海東」駅間が往復可能になる。一方新ターミナルビルは、乗客の歩行時間を最小限にとどめるよう設計されており、国際線の保安検査通過後、最も遠い搭乗口まで650㍍、歩行時間は約8・5分で、国内線の場合、450㍍、約6分だという。これにより、乗り継ぎ時間の短縮も実現する。さらに、保安検査にはより高度なCT検査装置と画像認識技術を導入し、効率化を計るという。(11月20日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2024年11月29日号