タマネギで血行促進
カレーや肉じゃがなどの料理や、
デミグラスなどのソース類にも欠かせないタマネギ。
生食でも食べられるが、辛味が気になる人は、
水にさらすか、火を通せばOKだ。
タマネギの辛みは、硫化アリルによるもので、
消化液の分泌を促し、新陳代謝を盛んにする。
ビタミンB1の吸収をよくするだけでなく、
血液凝固を遅らせる働きがあり、糖尿病や高血圧、
動脈硬化の予防効果に優れるという。
また、疲労や食欲不振、不眠などの症状改善にも役立つそう。
中医学でタマネギは、解毒作用に優れ、
血液をサラサラにするので、
高血圧や動脈硬化の予防によいと言われている。
さらに、胃の働きを促進する働きがあるので、
食後の消化時間を短縮し、眠気解消に有効だとか。
タマネギを用いた民間療法の1つに「タマネギワイン」がある。
タマネギ丸1個をみじん切りにしてワインに浸け、
密封して3日間寝かせる。
これを昼と夜に50㍉リットルずつ飲むと、
血糖値を整え、関節痛も緩和されるという。
ただし、辛味成分が熱を生むため、目が充血しやすい人や、
乾燥肌で痒みを感じる人は、摂取を控えよう。
血液サラサラ効果が期待できるタマネギ。
神経疲労や不眠で悩む人は、
夕食時に生タマネギを食べてみては。
~上海ジャピオン2013年4月19日号