北極物語(後編)
巨大アザラシと仲良くしてたら、警察に囲まれた僕。狼狽していると、囲みの奥から黒マントの人が登場。「ソノ動物は、天然記念物『スキオヤーツ』のサイゴの1匹。保護して、手なずけるナンテ…ゼヒWWFに力を貸して下サーイ」。
…?? なんだか分からないけど、とにかく僕はWWFのイメージキャラになったのでした。コイツの1番のお気に入り「甘栗」を片手にした僕の姿が全世界で報道されます。一躍時の人となったのでした。
それから数日、新聞で自分の記事を見ていると、電話のベルが鳴りました。出ると、懐かしい部長の声。部長、僕世界の有名人です、と言おうとしたら「何日無断欠勤する気だ」と怒鳴り声。あ…忘れていた。
こうして、僕は任務を遂行し会社へ。再び新米リーマンの日常へ戻ったのでした。(終)
【星評価】
丸丸してる度★★★
栗の甘さ★★
有名人にしてくれた度★★★★★
【商品名】天津甘栗
【価格】28元
【製造元】唐山珍珠甘栗食品有限公司
~上海ジャピオン6月27日発行号より