看板メニューの「特製つけ麺」。同店の映画を観賞後に食せば、さらにおいしく感じること間違いなし

伝説のラーメン店

東京東池袋で、連日２時間以上の行列ができたという、伝説のラーメン店「大勝軒」。本店の創業者であり、「つけ麺」の考案者とも言われる、山岸一雄氏の味を継承する店が、今年３月、ここ上海にもオープンした。

同店のスープは、豚骨、豚足、鶏ガラ、鶏足に、ひき肉や煮干し、さば節などを加え、約８時間煮込む。元祖つけ麺「特製もりそば」（通常38元）では、これに醤油と酢、砂糖を絶妙なバランスで合わせ、ゴマ油を絡ませた自家製中太麺でいただく。甘酸っぱくピリ辛なスープは、コクの
深さとアッサリした後味を両立させ、多くのファンを魅了した。同店でもすでに常連が通い、閉店前にスープが売り切れることもあるという。

日本で映画公開中

実は今夏日本で、山岸氏の人生を追ったドキュメンタリー映画が公開された。今回はこれを記念し、来店客の８割が注文するという「焼き餃子」（通常15元）を５元で提供。さらに、焼酎「黒霧島」と「二階堂」（通常各２３０元）も半額とする。

機会があればぜひ映画も観賞し、山岸氏のラーメン人生50年が詰まった、伝説の味を堪能しよう。

info
住所　仙霞路460号A
TEL　6295-8775（日本語可）
営業時間　11時半～14時、17時半～翌2時（ラストオーダー翌1時半、日曜のみ12時）
席数　50席
予算　100元～

～上海ジャピオン２０１３年８月２日号