本格おでんと日本酒
2号線「中山公園」駅直結の飲食店エリア「玫瑰坊」内に8月、おでんと日本酒を楽しめる料理店「晶佃」がオープン。
具材を煮込むだけというシンプルな調理法のおでん。しかし調理や具材の良し悪しが味に表れるため、奥が深い料理だ。料理の肝となるダシは、昆布とカツオ節を使った関西風。午前中から作り始め、汁はその日で使い切ってしまうのだとか。「ダイコン」(18元)や「牛スジ」(48元)は、食べると口の中にダシが広がると好評だ。そのほか、契約農家から毎朝届く有機野菜もオススメ。
おでんに合わせる酒は、日本全国の蔵を周って選んだ「日本酒」(180元~/合)を注文してほしいと言う。北は北海道、南は福岡まで100種類以上を用意。どれも上海では希少なものばかりだ。おちょこにもこだわり、日本などで買い揃え、厨房後ろに骨董品の如くズラリと並ぶ。
秋風が吹き始めた上海。おでんを肴に日本酒で杯引っ掛けよう。
Info
店名 晶佃(ジンティエン)
住所 長寧路890号玫瑰坊2階29室
TEL 5355-5329
営業時間 17時~22時半(L.O.は22時)
席数 24席、カウンター6、個室1
予算 200元~
~上海ジャピオン2017年9月8日発行号