中華接待の備忘録~太湖三白羹

太湖で獲れる〝海の幸〟

「太湖三白羹」は、江蘇料理の代表格の1つ。トロトロスープは見た目が白く輝き、あっさりとした塩味で、朝晩は少し冷え込む今の時期にピッタリの一品だ。

上海市に隣接する浙江省。省都・蘇州市に位置する「太湖」は、3種の特産物が獲れることで有名だ。その3種とは「銀魚(シラウオ)」、「白魚(白身魚)」、「白蝦(白エビ)」で、これらを総称して〝三白〟という。「羹」は「スープ」という意味のため、「太湖三白羹」は〝三白〟を使ったスープということになる。海に面していない同省で、太湖は希少な〝海の幸〟を市民に提供し、日本など中国国外にも輸出される。春秋の時代から「銀魚」は獲れており、宋代の詩人が「春後銀魚霜下鲈(春が過ぎると銀魚の霜が降りる)」と詠んだほど親しまれた。

ご当地名産をたっぷり使ったスープを注文して、接待で緊張した心をホッと緩めよう。

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店名  琵琶蛮 鐘鼓饌玉(第一百貨店)(ピパマン)

住所  南京東路800号第一百貨商業中心C館6階

TEL  6333-5117

営業時間  11時~14時、17時~21時(土日ディナーは16時半~)

席数  約100席

予算  80元~

~上海ジャピオン2019年9月13日発行号

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