めし屋のアイドル 第21回 龍之介

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ハチマキがイカすお姉さん

 日本人の美人と中国人の美人は、どう違うのだろう。
人によって意見は様々あるだろうが、
日本らしい美人というのはやはり「大和なでしこ」という言葉から連想される
「しとやか」で「たおやか」なしっとりした柔らかい雰囲気のある女性だろう。
 炉端焼き「龍之介」のちょうさんも、この意味で日本的な美しさを兼ね備えている。
透明感のある白い肌と、黒く清んだ瞳。
洗練された今風の顔立ちでもある。

本当はどこの人?

 実際、よく日本人に間違えられる。
タスキ掛けした着物に、豆絞りの赤い手ぬぐいでねじりハチマキ。
お祭りでお神輿でも担げそうな、元気の良さを感じるいでたちだ。
お客さんからも「かっこいいね」と良く褒められる。
 ちょうさんはお客さんから「どこの人?」と聞かれると、
時には冗談で「日本人ですよ」と答えることも。
「本当?」と相手が驚いたところで中国人だと明かすと、客は思わず笑ってしまうのだ。

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?出過ぎないサービス

 お客さんは、そんなリラックスした雰囲気の中、
目の前に美しく並んだ食材をその場で選んで炭火焼にする。
単品メニューも充実していて、ちょうさんのオススメは、「牡蠣の土手焼き」(28元)。
殻つきの牡蠣を焼き味噌と一緒にシンプルに味わえる一品だ。
 ちょうさんに運んでもらえば、料理の味もいっそう美味しく感じるだろう。

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~上海ジャピオン6月4日号より

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