ドラマで鍛えた日本語力
東野圭吾原作の『新参者』に、木村拓哉主演の『月の恋人』。
健康中華料理「過門香」でホールの責任者を務めるりゅうさんは、
日本ドラマを見るのが何より好きだという。
それがきっかけで日本語の勉強を始め、接客にも生かしている。
「一番好きなのは、上戸彩主演の『甜心空姐(原題・アテンションプリーズ)』。
ドラマを通して、日本人の感覚も分かる気がする」と語る。
時にはご指名も
同店は健康中華を打ち出しており、調理には「RO水」と呼ばれる水を使用。
油の量を控えめにし、有機野菜を豊富に使う。
日本人客にも好評で、宴会に使われることもある。
そんなときはお客さんから「今日はりゅうさんいる?」と電話で聞かれることもある。
彼女に頼めばメニューにないものを勧めてもらえたり、ちょっとした融通が利くこともあるからだ。
?サービスにやりがい
「日本人のお客さんは、礼儀正しい方が多くてうれしい」と言い、サービスのやりがいを感じるという。
日本語は決して完璧とは言えないが、一生懸命話すりゅうさんの説明には、お客さんも思わず耳を傾ける。
ところで同店では、6月17日(木)~7月31日(土)まで「ジャピオンを見た」で、
「過門香特製紹興酒20年」ボトル(通常320元)を半額としている。
りゅうさんに持って来てもらえたら、おトク感もひとしおだろう。
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~上海ジャピオン6月25日号より