最初は基本の筆遣い
滞在中、中国の文化に1つでも触れておこうと、CLA中国語学院の中国書道教室の門を叩いたミチコさん。
彼女を指導するのは、中国指導教育に携わって20年以上になる張先生だ。
最初は基本の筆遣いや「とめ、はね、はらい」を、それぞれ10回ずつ練習する。
日本の小・中学校時代に書道を経験しているミチコさんだが、久しぶりに筆を握り、やや緊張した面持ちを見せる。
筆の止め方や力の入れるポイントがわかってきたところで、早速字を書いてみることに。半紙上のマスをはみ出さないよう、慎重に筆を動かすミチコさんに、張先生がアドバイスを送る。
字の全体バランス
「漢字の上の部分は詰めて書き、下はゆとりをもたせる、同じく左の部分は詰めて、右はゆとりをもたせて書くと全体的にキレイに見えます」と張先生。
左右あるいは上下どちらも同じ大きさで書かず、少し違いが出るように書くと、文字が活き活きとして見えるのだという。
また、「二」や「三」のように横へ伸ばす線がある漢字の場合は、少し角度をつけて斜めに伸ばし、それぞれ平行になるように、など注意点も多い。
そして、字の全体のバランスを意識して練習することが大事と説く。
「中国書道は発見の連続、とっても楽しい」とミチコさん。早く検定を受けられるレベルに到達したいと、今日も筆を握る。
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店名:CLA上海中国語学院
住所:漕渓北路28号実業公寓19階H室
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