続・筆談の落とし穴~vol.106「馬虎」=「いい加減、大雑把」

668続・筆談の落とし穴-1

説明しよう!

「馬虎(ma3hu3)」は「いい加減」を表す中国語である。宋の時代、ある画家がトラの頭とウマの身体を持つ動物を書き、これを「ウマでもトラでもどちらでもいい」と言ったことが、言葉の由来とされる。

筆談中張君は、曹君の仕事ぶりがいい加減だと伝えたかったのだが、山本さんは「馬虎」をそのままウマとトラだと思い、曹君が調教師になりたいのだと勘違いしたようだ。張君!本当にいい加減だったのは山本さんだぞ。〝馬虎〟の絵を山本さんに贈ってみてはどうだろう。

 

~上海ジャピオン2018年3月2日発行号

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