その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.17】
最近歯磨きや食事のたびに歯が痛む。なにもしなければ痛くないし、虫歯も見当たらないのに…。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
もしかして知覚過敏(ちかくかびん)かもしれません。
食事のあとの歯磨きタイム、ブラシの毛先が歯に触れるだけで、ビリッと電流のような痛みが走る。こんな症状の方には「知覚過敏」の疑いが!
歯の構造は外側から硬いエナメル質、やや柔らかな象牙質、歯の神経が通る歯髄の3層から成っています。「知覚過敏」は、この真ん中の層である象牙質が、誤った歯磨きによるエナメル質の磨耗、歯ぎしりや虫歯による歯のヒビなどの原因により外側に露出して引き起こされる病気。象牙質は細い管を通して歯の神経と繋がっているため、食事や歯磨きなどのちょっとした刺激で激しい痛みを感じてしまうのです。
治療は症状の度合いによって異なりますが、最も重要なのは露出した象牙質を保護すること。症状が軽ければ白い包帯のようなフッ素で、重度であればセメントやレジンという粘着剤で象牙質をコーティングし刺激から守るという方法が一般的です。
上海在住日本人の中には、ストレスからか睡眠中の歯ぎしりが比較的多く見られるそうです。歯ぎしりはマウスピースの使用により防止することもできますし、正しい歯磨きも効果的。知覚過敏を防ぐためにも、上海で気軽に相談できるかかりつけの歯科を持つといいですね。
■今週のドクター
上海恒佳歯科診療所
吉川 保 先生
住所: 長楽路400号錦江迪生商厦306室(花園飯店の裏)
TEL: 6445-9927
診療: 10時~20時半
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン7月4日発行号より