その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.27】
食後の胃もたれや空腹時の胸やけ。人間ドックでも異常はなかったはずなのに、なんだか胃の調子が悪い。心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
過敏性胃腸症(かびんせいいちょうしょう)かもしれません。
忙しい現代社会、ストレスを全く感じないという人は少ないはず。そのストレスのダメージを最も受けやすいのが消化器官。慢性的な胃もたれや胃痛の原因は「過敏性胃腸症」かもしれません。
「過敏性胃腸症」は、胸焼けや胃痛など、つい大したことではないと思ってしまうような胃腸の不快感を慢性的に感じる病気。日本人の4人に1人は経験しているとも言われるほど、男女年齢問わずかかりやすい病気です。
その原因は、ずばりストレス。胃腸の働きをコントロールする自律神経は身体が受けるストレスにとても敏感で、仕事のプレッシャーや生活環境の変化といったストレスが胃腸の機能を低下させます。こうして、様々な胃腸の不快感をを引き起こすのです。
治療では、胃酸を抑える薬や整腸剤で症状を緩和し、胃腸が正常な機能を取り戻す手助けをします。それでも良くならない場合には、精神をリラックスさせるために軽い抗うつ剤が処方されることも。
慣れない海外生活はやはりストレスが溜まりやすいもの。特に赴任して最初の1カ月は体調を崩しやすいので注意が必要です。自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
■今週のドクター
上海GHCクリニック
唐堂愉司 先生
住所: 南京西路1515号上海嘉里中心301室
TEL: 5298-6339
診療: 月曜~金曜8時~19時 土日9時~17時
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン9月12日発行号より