その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.37】
以前は無色透明だったおりものが、最近白くにごっている。何か病気にかかったんじゃないかと心配で…心当たりがある場合は、こんな病気の可能性が!
膣カンジダ症(ちつ…しょう)かもしれません。
最近おりものがヨーグルトのように白くどろっとしている。それに量も増えたみたい。こんな症状がある場合は「膣カンジダ症」にご用心!
「膣カンジダ症」の原因となるカンジダ菌はカビの一種。普段から口や膣の中に生息している菌ですが、抵抗力が弱ったり妊娠や糖尿病、抗生物質などの影響で膣内の環境が変わったりすると、異常に増殖して膣の内壁や外陰部に炎症を起こすのです。
膣カンジダ症は、こうしたおりものの変化だけでなく、外陰部の痒みや排尿痛、頻尿といった症状を伴うことが多いため生活に与える影響も少なくありません。また、妊娠中に膣カンジダ症を治療せずにいると、出産の際にカンジダ菌が赤ちゃんに感染する危険があるため出産前の治療が必要です。
治療はあまり難しくなく、一般的に、抗真菌性の薬を使用すれば1週間程度で症状は改善します。しかし、再発を防ぐために、3カ月ほどかけて完治させる場合もあります。
カンジダ菌は高温多湿の環境を好むため、膣カンジダ症は主に夏場に発症することが多い病気。再発を繰り返す場合は、糖尿病の検査も併せて行いましょう。また、生活習慣を見直すことも肝心です。
■今週のドクター
上海グリーンクリニック
高英 先生
住所: 仙霞路88号太陽広場東塔1階
TEL: 6208-2255
診療: 平日9時~12時半、14時~18時 土曜9時~13時、13時半~15時(日曜休診)
※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン11月28日発行号より