歯ぎしりの応急処置に
――寝起きに、アゴのだるさを感じます。調べたら、寝ている間に食いしばりか歯ぎしりをしているようです。
先生 朝起きた時のアゴの痛みや疲労感は、確かに睡眠時の歯ぎしりが考えられます。歯ぎしりは、歯に100㌔もの力が加わるとも言われ、相当な負担が掛かります。そんな時は、こちらの「ナイトガード」を付けてみましょう。
――どんな効果が見込めるのでしょうか。
先生 歯ぎしりが続くと、歯のすり減りや亀裂、目に見えない小さなヒビが入るなどの症状が出ます。また出っ歯になったり、治療済みの歯が取れやすくなったりするという事態も。ナイトガードを使用することで、そのような諸症状の予防、また歯の位置を固定する役割をしてくれます。
――使い方を教えてください。
先生 まずは、ナイトガードを70度の湯に30秒ほど浸して、柔らかくしましょう。その後上顎に合わせて噛み、冷めたら口から取り出して冷やして、自分の歯型を作ります。後は、睡眠時にその型をはめましょう。頭痛持ちやアゴがガクガクする顎関節症の人にも、オススメです。こちらは、サイズが小さめなので女性向き。なお無呼吸症候群の人は、歯科医で専門のものを作った方がいいですよ。
~上海ジャピオン2018年8月3日発行号