お医者さんの御用達~ラカンカ(羅漢果)

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 のどや肺に潤いを与える植物

――秋になって空気が乾燥してきたせいか、最近のどがヒリヒリして、いがらっぽいのですが…。

 

先生 秋はのどの乾燥が気になる季節ですね。そんな時は「ラカンカ(羅漢果)茶」を飲んでみてはいかがでしょうか。

 

――ラカンカ…初めて聞きました。どんなものなのですか?

 

先生 ラカンカは、桂林省などで採れる植物の実で、市場には乾燥させた茶褐色のものが出回っています。漢方としても使われるラカンカには、体内の余分な熱を取り除き、渇きを止めて唾液を生じさせることでのどと肺を潤す作用があるので、乾燥からくるのどの症状や咳に効果的。種の部分には鉄やリン、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル、ビタミンC・Eが豊富に含まれ、胃腸活動が活性化されるうえ整腸作用もあるので、便秘解消にも打って付けです。

 

――どのようにして飲めばいいですか?

 

先生 まずは、手で軽く表面にヒビを入れてから半分に割り、2分の1個を耐熱コップに入れましょう。500㍉の熱湯を注いで、5分おいたら飲み頃です。2分の1個で数回は、湯を足して飲めますよ。味はすっきりと甘く、ほのかな香りがあるのが特徴。ただ身体を冷やす作用があるので、子どもや妊婦は飲むのを控えてください。

~上海ジャピオン2018年9月28日発行号

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