お医者さんの御用達 第627回「シャジン」

 

咳止めにシャジン

――先日オススメしてもらったビワ葉茶、とても喉が潤って咳が落ち着きました。ほかにも咳が出るときにピッタリのものはありますか?

先生 咳止めの補助になる漢方系の植物としては「シャジン」がよく利用されていますよ。

 

――ニンジンの仲間ですか?

先生 根の見た目がニンジンに似ていますが、ニンジンとは異なる植物です。日本ではツリガネニンジンとも呼ばれます。サポニンなどの成分を含み、咳を和らげる効果が期待できます。

 

――使い方を教えてください。

先生 2種類のスープを紹介します。1つ目はシャジンと肉のスープです。材料は赤身肉300㌘、シャジン30㌘、ギョクチク30㌘、ビャクゴウ20㌘、ナツメ10㌘、チンピ3㌘です。赤身肉を洗い、角切りにしたら、水とすべての材料を鍋に入れ1時間半~2時間煮込み、塩で味を調えたら完成です。秋に乾燥する肌や目、口の渇きを和らげてくれます。2つ目はシャジンと白キクラゲのスープです。材料は、シャジン50㌘、白キクラゲ50㌘、クコの実10㌘です。材料を洗ったあと、1000㍉の水を加え50分間火にかけます。その後適量の氷砂糖を加えて、さらに10分間煮たら食べごろです。空咳や夜間の発汗、手足のほてりを和らげる助けになります。

 

~上海ジャピオン2024年9月27日号

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