恭子さんお手製のパン&スイーツ
土肥さんの紹介で伺ったのは、パンやスイーツ作りを楽しむ藤崎恭子さん宅。キッチンにはふんわり甘い香りが!
手作りのパンとスイーツ
いつかもっと多くの人へ
「今日は、ソフトフランスとプチパン、あとそば粉のお焼きと玄米茶ロールケーキを作ってみました。ちょっと『和』をイメージしてみたんですよ!」
リビングに並んだ恭子さんお手製のパンとスイーツ。そのすべてがオリジナルレシピだ。食欲をそそる甘い香りが漂う。
「実は、砂糖やバターはほとんど使ってないの。発酵による炭酸ガスやアルコール、天然酵母の持つトレハロースと小麦本来の風味が絶妙に作用し合って初めて生まれる。これこそ私がこだわっている、この甘い香りの正体なんです」
パン作りに欠かせない「粉」をはじめとした材料は、すべて日本から運んできたもの。「いつもトランクいっぱいに『粉』を詰めて戻って来るんですよ(笑)」。
上海でも点心教室には、一通り学び終えるまで通い詰めた。
中でも得意な「えび餃子」は、先生にも褒められるほどの腕前だ。「今はお友達にプレゼントしているだけですが、いつかもっと多くの方にもお届けできたらいいですね」と、恭子さんは笑顔で話してくれた。
▽藤崎恭子さん
夢は人々がホッとできる
場所を作る事
「理想は、空気を作る仕事ですね。 人々が、飾る事無く、本来の自分でいられる、そんな穏やかな空間を作っていきたい。そのための要素は何でもいいんですよ。 それが絵であったり、飲食物であったり、雑貨だったり、言葉だったり…」
表面を飾ってカッコつけたものではなく、質素だけど心のこもった、人に暖かい物だけを作り続けていきたいと恭子さんは言う。
「現在上海で、そんな私の創作物を求めて下さる方々との接点となる場所を探している最中です」。恭子さんは新たな夢に向かって、創作に励んでいる。
物件情報
◇地区:徐匯区
◇間取り:2LDK 125㎡
◇家賃:非公開
◇築年数:不明◇サービス:家具家電込み、管理費込み、オートロック、BS1、BS2、日本人学校バス、スポーツジム、テニスコート、プール
◇交通:地下鉄より徒歩5分
⇒NEXT WEEK
藤崎さんの自慢のお隣さんは、
ドラム部屋を持つ山崎さん宅。
自宅の物置を改造し、ドラム部屋に改築。そこで日々ドラムの練習に励んでいる!
~上海ジャピオン9月21日発行号より