アピール法、模索中
私は考える男マートン。先週に引き続き、哲学の人気を高める方法について、考え続けている。しかし、いいやり方はそうそう見つからんな…アイディアを浮かびやすくするにはやはり、酒に限る! 今日は焼酎バーへ行ってみよう。
…うむ、うまい! 次は芋にするかな…と、少々酔いが回ってきたようだ。いったん、小部屋(トイレ)に行っておこう。
ファンタンの哲学
個室内には、焼酎の空き瓶が7本並んでいる。7並び、か、カードゲーム「7並べ」を思い出すな。ちなみに、由来となった海外のゲーム「ファンタンドミノ」の名で呼ばれることもあるそうだ。…待てよ、「ファンタン」と言えば、ほかにもあったな。広東・広西省を起源とする賭博「番攤(ファンタン)」だ!
ゲームは至ってシンプル。まず大量のボタンを山積みにし、カップを被せる。そして、中に入ったボタンの数を4で割った余りが、0~3個のどれかを当てて遊ぶものだ。中国では賭博が禁止されているが、中国マカオでのみプレイでき、人気も高いとか…そうか。いつの世も人々から一定の人気を集めるもの、それはギャンブルだ! 早速マカオに行って、その極意を学んで来よう。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。
~上海ジャピオン2013年8月2日号