エレクトーンで胎教を!
今回は杉原さんからの紹介で、現在上海でマタニティライフを楽しんでいる加固さん宅を訪問する。
嫁入り道具のエレクトーン
胎教にも役立ちそうです
加固佳奈さんは昨年9月に上海へ来て、ここでの生活ももうすぐ1年になる。結婚前、当時付き合っていた今のご主人から上海転勤の話を聞かされたときは、自分が上海で生活している姿なんて想像もつかなかった。
ところが、実際にこちらへ来て見ると、想像以上に便利で生活しやすい環境に、不安はたちまち吹き飛んだ。すぐに自転車を購入し、市場への買い物や大学への通学も、愛車にまたがってスイスイこなすようになった。
そんな佳奈さんの自慢の品はエレクトーン。結婚式後、荷物らしい荷物を持たずに、慌しく引っ越してきたが、エレクトーンだけは、唯一の嫁入り道具として大切に運んできた。幼い頃の夢は、「エレクトーンの先生」。受験などで、友達がどんどんレッスンを止めていく中でも、不思議と止める気にはならなかった。「結局、先生にはなりませんでしたが、今でも好きなんです。ここのところホコリをかぶっていたのですが、また弾き始めようかと思っています」。
実は佳奈さんは現在妊娠5カ月目。「音楽はきっと胎教にいいですよね。でも下手な演奏では却って逆効果かな」とニッコリ。
ヨガと中国茶でリラックス
明るく楽しくブルー克服
佳奈さんは今、妊婦友達と2人で、日本人の先生からマタニティヨガを習っている。「激しい運動はできませんがヨガなら大丈夫。リラックスできるし、出産時の呼吸法の練習にもなるみたいです。お腹に圧迫された内臓を正常な位置に戻す効果もあるらしいですよ」と、身振りを交えて説明する。
何かと不安でブルーになりがちな海外での妊娠生活だが、「自分が楽しくしているのが、赤ちゃんにとっても一番ですよね」と佳奈さん。
ほかにも中国茶を習うなどして気分転換をしている。
何事も前向きに明るく取り組む佳奈さんは、きっと優しくたくましいママになることだろう。
(写真右上)ヨガグッズの数々
(写真右下)広くて開放感のあるリビング
今週の物件情報
地区:長寧区
間取り:2LDK/126平米
家賃:非公開
築年数:12年
サービス:家具家電製品込み、管理費込み、オートロック、BS1,2
交通:バス停徒歩15分
⇒NEXT WEEK
友人の垣尾さん宅の子ども部屋はメルヘンチックでとっても可愛いんです。
~上海ジャピオン8月4日発行号より