自慢のお隣さん 第34ノック 垣尾さん宅

蚊帳でもお姫様気分満点!

今回は加固さんからの紹介で、あこがれのかわいい子ども部屋を手作りした垣尾さん宅を、訪問する。


親子一丸で試験を突破

9月からピカピカの一年生


垣尾恭子さんは05年2月に上海へやって来た。恭子さんの後ろから顔を覗かせたのは、年恰好が同じ二人の女の子。恭子さんは双子の凛ちゃんと和ちゃんのお母さんなのだ。

 
リビングで目にとまるのは、二つ並んだかわいい学習机。実は、凛ちゃんと和ちゃんは、今年の9月から中国の小学校に入学する。限られた上海生活期間中は、他では出来ないことを経験してもらいたいとの思いから、あえて地元の学校を選択したのだ。
「一応お受験のようなものがありました。でも何をどう試験するのか分からないので、とりあえず私の相互学習の相手に中国語を、アメリカ人のクラスメートに英語をお願いして、会話の練習をしました」と、振り返る恭子さん。また、母親同士の情報交換や先輩ママのアドバイスも役立ち、二人とも無事に試験をクリアした。

恭子さんが案内してくれたのは子ども部屋。目の前にはおとぎの世界が広がる。
レースに包まれたベッドは、お姫様テイスト満点だ。
「私自身昔からこういう部屋にあこがれていまして。実はこれ蚊帳なんですが、それなりの雰囲気は出ていますよね」と、笑みをこぼす恭子さん。

工夫次第で快適住まい イベントで住民間の交流も

「今の住まいは結構気に入っています。建物は多少古いのですが、子ども部屋のように工夫次第で楽しく過ごせます。何よりも買い物の便がいいのでなかなか離れられません」と語る。
 マンションでは、定期的に住民同士の交流を図るイベントが開催される。「子ども達はハロウィンのイベントに大喜び。うちは幼稚園も中国系だったので、ここでたくさんの日本人のお友達ができました」と目を細める。
 住まいと教育、次々生活が整ってきた今、「次の目標は私自身の時間を充実させることでしょうか」と恭子さんは笑った。

(写真人物)左 凛ちゃん 中央 垣尾恭子さん 右 和ちゃん
(写真左下)クラスメートの留学生とたこ焼きパーティーも

(写真右下)広々としたダイニング


今週の物件情報

地区:長寧区
間取り:2LDK+1/140平米
家賃:非公開
築年数:9年
サービス:家具家電込み、管理費込み、オートロック、BS1、2、NHKワールド
プール、ジム、テニスコート、ADSL込み、日本人学校バス
交通:バス停徒歩10分

⇒NEXT WEEK

友人の西山さん宅にはいつも音楽が流れているんです。時には家族揃ってピアノを弾いたりもするんです。

~上海ジャピオン8月11日発行号より

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