上海街並み探検隊~旧上海自然科学研究所

中日の共同研究所

まるで外国の別荘のような大きい別荘が並び、秋は路上を埋め尽くすイチョウの黄色が美しい岳陽路。かつて様々な国の外国人が暮らした。

「旧上海自然科学研究所」は中日共同の研究施設で、漢方学や揚子江の生態系、感染病などについて研究していた。建築を手がけたのは日本の建築学者、内田祥三。〝内田ゴシック〟と呼ばれる建築様式は、同じく彼が手掛けた東京大学の校舎とよく似た外観だ。ここは現在も、中国科学院の研究棟として利用されている。

このエリアに住んで、かつて異国で研究に励んた日本人に思いを馳せてみては?

~上海ジャピオン2021年3月5日発行号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP