外国人旅行者が集う

黄浦江の最北端にある呉淞エリアは、国際フェリーや貨物船が集まる海の窓口。その賑わいは、川で船が渋滞する時があるほどだ。

「大中華・華豊紡績工場」は、１９１９年と20年にそれぞれ建設された紡績工場。計８万平米の広大な敷地に２億元を投じ、30近くの工場棟が建設された。この工場跡地はリノベートされ、現在はレストランやカフェが入る複合施設「半島１９１９」として営業。工場の無機質感をそのまま残した建物群は、観光スポットとして人気だ。

川を進む貿易船をバックに工場跡地を眺め、かつての上海に思いを馳せてみてはいかが？

～上海ジャピオン2021年3月19日発行号