上海街並み探検隊~南張天主堂

瓦屋根の涼しげな回廊

軌道交通1号線の終点駅を中心に広がる「莘庄」エリア。市街地からはやや遠いが、緑が多く、商業施設もたくさんある住みよい地区だ。

「南張天主堂」は1876年に建設、その後一度破壊され、1901年に再建された。教会の両側からは瓦屋根の回廊が伸び、前庭をぐるりと囲む、上海でもここだけの珍しい建築様式。回廊のヤシの木や白い外壁、内部の木の梁などは、東南アジアのような雰囲気だ。現在は老人ホームの一部として運営され、高齢者を見守っている。

同建築は12号線終点駅から近く、意外とアクセス至便。駅北側には、巨大なスポーツ公園「閔行体育公園」も構える。

~上海ジャピオン2021年4月30日発行号

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