中国アンティーク家具
石井さんから紹介された藤井さん宅は、昔ながらの中国家具でいっぱい! アンティークの魅力を訊ねました。
直感で好きなら納得 色彩と個性が決め手
藤井さん宅に、アジアンな雰囲気を与える中国アンティーク家具の数々。一家4人が上海に渡ったのは2002年だが、妻の由美子さんが家具に興味を持ったのは、一家が大連に住んでいた頃からだ。当時は今より品数もあり、値段的にも入手し易かったそう。
もともと古いものを見て回ることが大好きだった由美子さんは、一点ものが多いというアンティーク家具の魅力に素直に惹かれた。アンティークは価値の見極めが難しいのではとの質問に、由美子さんは「私の場合、直感で自分が好きだと思えたら、骨董的な価値とは関係なく納得できます」と笑う。
上海でアンティークを買う場合、家具なら中春路や呉中路、漕宝路付近、小物なら東台路のアンティーク街に足を運ぶ。ポイントはマメに探しに行くことだと言う。
「私は、単色のものより色彩豊かな家具や小物が好みですね。中国は広いので、生産地によって柄なども個性的なものがあって、面白いですよ」と由美子さんは目を輝かせる。
右・由美子さん 中央・耀生くん 左・凱章くん
カラクリに飾り棚 出会いを待つ家具たち
「平安」「富貴」の文字が書かれた家具は、1930年代に作られた文具の収納棚で、綺麗な朱の色が特徴。他にも中国北方の黒檀の酒?は内部に様々なカラクリがあり、見ていて飽きない。リビングのアクセントになっている飾り棚は、大連で購入したものだが、中に並ぶ小物は少しずつ上海で揃えたもの。
思わぬところで待っているアンティークとの偶然の出会いの喜びは、これからも続く。
大連で購入した飾り棚
物件情報
◇地区:長寧区
◇間取り:3LDK
◇家賃:非公開
◇築年数:10年
◇サービス:オートロック、BS2、スポーツジム、
テニスコート、プール
◇交通:バス停より徒歩10分
⇒NEXT WEEK
カールソンさん宅では、生徒さんを集めて、今流行のベリーダンスを教えているそうです☆
~上海ジャピオン11月17日発行号より