雲南プーアル茶と愛用の茶器
内田さんから紹介された荒田さんは、上海で中国茶にすっかり夢中! 中国語独特のお茶用語も伺った。
数千種類の中国茶 市場の茶屋でお勉強
雲南省に留学経験を持つ荒田博子さんは、日本では中国茶専門店で店長をしていたほどの、無類の中国茶好き。
「日本で知られている中国茶は数種類なのに、中国には数千種類の茶があるって気付いたんです。それでその全てを味わってみようと思って」と、博子さんは留学のきっかけを話す。中国茶の産地、茶文化、専門用語などの知識を、徹底的に極めようと決意した。
5カ月の雲南留学を経て、今は上海に住む博子さん。天山茶城や九星などのお茶市場の茶屋が、学びの場だ。
茶屋では、学校で習わない表現もよく使われる。例えば、口の中に広がるお茶の香りを「回甘」と表現する。茶器を買う以外に、博子さんは茶屋でこうした中国語独特のお茶用語も学んでいるのだ。
雲南の紅茶が好き 豊かな中国生活
中国各地に足を伸ばし、お茶三昧を楽しむ博子さん。日本で飲んでいた中国茶を、その本場である中国に住んで、味わい、勉強することは「とっても幸せ」と感じる。
上海の近郊では、主に緑茶が採れる。「緑の少ない上海ですが、一歩郊外に踏み出せば、お茶どころは豊富。新茶の季節には、ぜひ茶摘みに出かけたい」と、博子さんは笑う。
そんな彼女のお気に入りは、雲南省の鳳慶茶「?紅」。2000メートル級の山々に囲まれた澄んだ空気の中で、育まれた茶葉だ。味は濃厚で、色は博子さんいわく「濃く美しい紅色」。
黄銅と紅銅の銅器セット
ズバリ、博子さんにとっての中国茶とは、との質問には、「生活を豊かにするもの」と答える。
数千種の茶が味わえる中国での生活は、さぞ豊かなものだろう。
博子さんとポニーくん
物件情報
◇地区:長寧区
◇間取り:1LDK(80㎡)
◇家賃:非公開
◇築年数:10年
◇サービス:家具家電製品込み、オートロック
◇交通:バス停より徒歩1分
⇒NEXT WEEK
休日は部屋で過ごすことが好きな北田さん宅の自慢は、ギターとベース。
けれど、一番の自慢はなわとび?
~上海ジャピオン12月8日発行号より