11号線の工事開始 5区に跨る交通の大動脈に

 軌道交通11号線の北側部分の建設が、3月1日(木)より、本格的に始まった。
 11号線は、嘉定区、普陀区、長寧区、徐匯区、浦東新区の5つ区に跨る全長58.97キロメートルの路線となる。経由する駅は、上海国際サーキット場、上海西駅、江蘇路、徐家匯、上海体育館、龍漕路など、計27駅。また、嘉定区の嘉定新城駅より北部は、本線と支線に分かれる。
 工事計画によれば、2010年に、まず嘉定区北部から江蘇路駅にかけての20駅、45.1キロメートル部分が完成する予定。残りの工程も2012年の完成を目指す。また、将来的には路線を浦東南東部の臨港新城まで延長する計画もあり、嘉定区から浦東新区までを結ぶ大動脈としての活躍が期待されている。
 専門家によれば、11号線の建設には、交通インフラの充実だけでなく、各駅周辺の発展や、市中心部に住む市民を郊外へ呼び戻すなど、新たな経済効果が見込まれている。
(3月2日)

~上海ジャピオン3月9日発行号より

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