市人民代表大会は4月5日(木)、タクシー利用による道路混雑を改善するため、正式に設置されたタクシー乗り場以外でのタクシー乗車を制限する方針を明らかにした。市交通管理局はこれに先駆け、淮海路や徐匯区などの特定区域において、正式な乗り場以外でのタクシー乗車を禁止する予定。
市内には、現在までに1007カ所のタクシー乗り場が設置されているが、それ以外の路上でタクシーを停める利用者が多く、あまり機能していなかった。同局では、乗車場所の制限に合わせ、今後さらに800カ所の乗り場を増設する予定。また、道路の一方通行化などで利用できなくなっている乗り場を再設置するなど、既存のタクシー乗り場に関しても改善も行う。
市公安局は、娯楽スポットや大型施設の周辺にも、新たにタクシー乗り場を設置する見込みであると発表している。
同方針は、ことし1月に市人民代表大会から提出された意見書に基づいたもの。
(4月6日)
~上海ジャピオン4月13日発行号より