9月19日(木)の中秋節を目前に控え、上海市内では、「新雅」や「杏花楼」など老舗菓子メーカー及び5ツ星ホテルが、月餅の販売を開始しているが、今年は例年に比べ、売れ行きが低迷しているという。
専門家の話によると、今年は、政府による「三公消費(海外出張、公用車の購入と維持、飲食接待)」の制限を受け、各機関が月餅券の購入を断念。月餅券を転売するダフ屋も仕入れ元を失い、売り上げが落ちたものと分析されている。またネット販売でも同様に売り上げは落ち込んでおり、昨年50万元分を販売した業者が、今年は数万元しか売れていないとの声も聞かれる。
そのほか、市内では、現在、贈答用月餅の発送がピークを迎えているが、多くの宅配業者は、人気の「アイス月餅」など冷蔵品は配送不可、また海外への発送にも制限を設けている。(9月1日)
~上海ジャピオン2013年9月6日号