清明節交流会で生前契約推奨 市の契約者は6年で6人のみ

上海市を含む中国全土で4月4日(火)、墓参りを行う清明節を迎えた。これに先駆け、市では〝死別〟をテーマにした「2017年清明交流会」が3月30日(木)に行われ、その席上で、ここ6年で生前契約を行った市民がわずか6人であったことが明らかにされた。

契約者が自ら死後の葬儀方法などを取り決める生前契約は、アメリカで90%以上の普及率だと言う。市では2011年に生前契約に相当する「生前関愛計劃」が開始されたものの、現在に至るまでの契約者は6人で、履行されたのはそのうちの1人。専門家は、契約者が増えない原因として、多くの市民が死を話し合うことに抵抗があるためだと指摘する。

 

~上海ジャピオン2017年4月7日発行号

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