服飾工場で賃金求め座り込み 社長の指示で若者が襲撃?

 12月19日(日)、上海市閔行区の服飾工場「上海騰克羊絨服装廠」で、
数日前から工場建設費用の支払いを求めて座り込みを行っていた建設会社の作業員約10人に、
こん棒やナイフを持った若者約40人が襲いかかり、6人が負傷する事件があった。
幸い全員命に別状はなかった。
 作業員は約4年前に、松江区にある工場の建設を行ったが、
工場側は建設費用1500万元のうち約900万元しか支払わなかった。
これに対し作業員らは賃金などの支払いを求め、裁判所に工場の社長を訴えたが、協議は不成立。
作業員は15日(水)に、閔行区にも工場があると知り、座り込みを行っていた。
加害者の若者たちは、工場の社長に指示されたものとの見方が強い。
 若者のうち33人は逮捕されたが、数人は現場から逃走。警察で行方を追っている。
(12月20日)

~上海ジャピオン12月24日号

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