寒波の到来により、上海市内では1月16日(日)早朝、徐家匯で零下4・4度と今季の最低気温を記録し、
この冬一番の寒さとなった。
同日は、市内各区でも最低気温が軒並み零下5度前後を記録。
最も低かったのは崇明県で、午前7時には、零下6・3度まで冷え込んだ。
この冷気の影響により、同日明け方には宝山路で水道管が破裂。
大量の地下水が路面に溢れだして薄い氷の膜を張り、車両の通行に影響をもたらした。
さらに午後には、西蔵中路と福州路の交差点付近で、
壁掛け式の消火栓バルブが氷点下の気温に耐え切れず断裂する出来事もあった。
いずれも交通警察などが直ちに現場に駆けつけ、交通整理や応急処置を行い、事なきを得た。
また気温の低下に伴って、市内の電力負荷も急増。
上海電力部門によると、今冬初めて零下を記録した11日(火)午前には、
2146万7000㌔ワットに達し、過去最高記録を更新した。
寒波は今後も続く見込みで、今年1月の平均気温は、
1984年1月の平均気温2・4度と並ぶ低さになるとの予測も出ている。
(1月17日)
~上海ジャピオン1月21日号