銀行カード利用環境拡大へ 電子マネー普及も視野に

 市政府は、5月22日(火)に開かれた銀行カードに関する会議の席上で、2010年までに、市内の銀行カードや電子マネーの利用環境を大きく向上・整備する計画の概要を発表した。
 銀行カードの利用環境整備については、年内までに、市街地にある野菜市場、理髪店、銭湯、修理店など、大衆向け店舗でも広く利用できるようなシステム作りを進めていく。
 また、電子マネーの利用環境整備についても、2008年の北京オリンピックと2010年の上海万博を契機として、市民への普及を促進する考えを明かした。
 中央銀行上海支店は1999年、国内4都市で電子マネーの使用を試みたが、普及には至っていない。しかし、近年、利用者から電子マネー制度の整備を求める声が高まっている。
 市では、こうした銀行カードや電子マネーのシステム整備により、キャッシュレスの支払い方法を、広く市内に定着させていく構え。
(5月23日)

~上海ジャピオン6月1日発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP