3月10日(木)昼12時過ぎ、
上海市内の華山路と淮海西路の交差点付近にある地下電気ケーブル溝で火災が発生した。
その影響で、同日13時8分ごろ、軌道交通2号線の「陸家嘴」駅~「中山公園」駅区間で停電が起き、
ホームが一時的に闇に包まれ、運営を中断する騒ぎとなった。
突然の停電に、走行中だった列車も減速を余儀なくされ、運行を一時中断。
市電力会社がただちに作業員を現場に派遣し、故障原因の検査と復旧作業を行ったところ、
13時48分ごろ、運行は正常に再開された。
失火した電気ケーブルは当時、故障修理を行っている最中で、
施工の際に火花がケーブル溝内に溜まった油に飛び散り、引火したものと見られている。
目撃者によると、失火当時は地下から10階建てのビルほどの高さに及ぶ黒煙が立ち昇っていたという。
さらに軌道交通以外に、南京西路沿いにある一部のショップやオフィスビルでも一時的に停電。
乗客が、エレベーター内に約10分間閉じ込められるなどの影響があった。
(3月11日)
~上海ジャピオン3月18日号