6月6日(水)に武寧路のケンタッキー店で起こった女児人質立てこもり事件を受けて、市政府スポークスマンの焦揚氏は、「上海市の安全は確認された。上海の警察は、今後も信用に値する存在だ」と述べ、市民に向けて〝安全宣言〟を出した。
焦氏は、今回の事件が、警察による迅速かつ正当な行動で解決したことを強調。同様の犯罪への大きな抑止力になったと述べると共に、今後も政府及び警察が、全力で市民の安全を守っていくことを訴えた。
事件の発端は、同日午後3時ごろ。包丁を持った男が店内に押し入り、4歳の女児を人質にとって立てこもった。警察は100人を動員して犯人の説得と周辺の治安維持に努めたが、7時間後、犯人を射殺。現場は、駆けつけた警官隊とやじうまで騒然となった。犯人の詳細な人物像や、犯行の動機に関しては、現在調査中。
事件報道の後、市民には安全に対する不安の声も広がっていた。
(6月9日)
~上海ジャピオン6月15日発行号より