上海市では、9月30日(月)にフィリピンの東で発生した台風23号「FITOW(フィートウ)」の接近により、10月8日(火)、前夜からの雨で道路が冠水するなど、被害に見舞われた。
市中心気象台は、同日7時半頃、最高レベルの「暴雨赤色警報」を発令、市民に対し、集会や登校、出勤の中止を呼びかけた。しかし同日10時、雨の勢いは徐々に弱まっているとして、「黄色警報」に切り替えた。
同台風の影響により、開催予定のイベントや、交通機関に相次いで延期やキャンセルが出た。延期となったのは、「上海国際音楽花火フェスティバル」やテニスの「ATPロレックスマスターズ」など。
交通面では、東方航空で約40便が欠航のほか、陸路では、市鉄道局が7日(月)に東南側沿海路線28便の運休を発表。航空便及び鉄道チケットのキャンセルや日時変更など諸手続きには、一定期間を設け手数料を要しない。(10月8日)
~上海ジャピオン2013年10月11日号