4万人が来訪 歴史的建築物を一般開放

 「中国文化遺産デー」にあたる6月10日(日)、徐匯区は点在する20カ所の歴史的建築物を無料で市民に開放した。同イベントには約4万人が詰め掛け、開放時間前から100人あまりが行列を作る建物もあるなど、文化遺産によせる市民の関心の高さを改めて示した。
 今回開放した建築物の中には、蒋介石夫人・宋美齢への婚約祝いとして1932年に建設され、ことしで築75年を迎える「愛廬」も含まれた。同建物は、ことし5月に修繕工事が竣工したばかりで、特に市民の注目を集めた。
 同区では、毎年1回、歴史的建築物の一部を一般開放するイベントを開催している。今後は開放頻度を高め、対象範囲も拡大する予定で、2010年の上海万博までに、特に著名な40カ所の建築物を、一般開放していく。
(6月10日)

~上海ジャピオン6月15日発行号より

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