1月7日(月)夜から11日(金)にかけて市内をおおった濃霧により、呼呼吸器系の疾患を訴える患者が続出した。
市内の病院では、特に早朝から屋外で運動をしていた高齢者からの外来患者が相次いだ。症状の多くは、慢性気管支炎や喘息などの悪化で、中には急性の呼吸困難を訴える患者もあった。さらに若年層でも、こうした呼吸器系の不調を訴えるケースがあった。
専門家によれば、濃霧が人体に及ぼす悪影響は少なくなく、咽頭炎、気管支炎、結膜炎などを誘発しやすくなる。市各機関では、特に高齢者やアレルギー体質の児童に対し、霧が深い早朝の外出や濃霧時の屋外での運動を控えるよう注意を促している。
市内では、ことしに入ってから10日までで、大気の「軽度汚染日」がすでに8日となっている。これは昨年1月全体の軽度汚染日が9日だったことに比べ、非常に早いペース。専門家によれば、上海では夏季に比べ、特に冬季は空気の質が悪くなる。(1月11日)
~上海ジャピオン1月18日発行号より