６月23日（土）18時40分頃、黄浦江の東方明珠付近で、観光客２１６人を乗せた遊覧船が小型貨物船と衝突する事故が起きた。この事故によって、外国人観光客11人を含む23名以上が重軽傷を負った。このうち８人が日本人で、ともに岡山県からのツアー客だった。命に別状はない。
　事故発生当時、市内は雷を伴った激しい暴風雨に見舞われており、視界が極端に悪くなっていた。詳しい事故原因は現在調査中だが、この悪天候が原因のひとつと見られている。
　貨物船は、衝突後に逃走を図ったが、龍華水域を航行中に海事当局によって拿捕された。
　黄浦江は、遊覧船による人気観光コースとなっているが、同時に市の物流の要所として、建築資材などを運ぶ小型貨物船の往来も多い。
（６月24日）

～上海ジャピオン6月29日発行号より