陽澄湖大閘蟹行業協会は、ことしの上海蟹の初水揚げは9月12日(水)になる予定で、価格は例年に比べ5~8%増となる見通しを明らかにした。
価格上昇の主な原因は、蟹の飼料となるトウモロコシや小魚のコストが、平均5~10%上昇したこと。この状況を受けて、同協会は例年行っている初水揚げの価格統制を行わないことに決めており、これも価格上昇に拍車をかけると見られている。
ことしの上海蟹の生育状況は順調で、7月31日に行われたサンプルテストによると、平均サイズは昨年比20~30%大。総生産量は、2000㌧を超える見通しで、うち約300㌧が、市内で販売される。
来年から、陽澄湖では水質回復のため、蟹の養殖スペースを約半分に縮小し、自然繁殖を試みる方針。(8月27日)
~上海ジャピオン8月31日発行号より