台風9号上海を直撃せず 家屋浸水なく被害は最小限

大型台風9号(アジア名:梅花)が、8月6日(土)~7日(日)にかけ、
上海市全域に接近し、市内各地では洪水などの水害防止対策に追われたが、
台風は予測された市への上陸はなく、大きな被害は出なかった。
今回の台風は、ここ10年来最大と予測され、中央気象台は注意を呼びかけて
いた。
台風は7日(日)早朝6時に、市と同緯度、280㌔の距離まで接近。
しかし浦東新区王港で33㍉、閔行区七宝で31㍉と局地的に雨が降っただけで
、降水量は予想を大きく下回った。
また発令された台風警報を受け、食料を準備し週末に家に篭った市民も見ら
れたが、家屋浸水はなく、強風による外壁の脱落など、被害は最小限に留ま
った。
交通の面では、浦東、虹橋の両空港で、6日(土)に安全を考慮し
計260便をキャンセルしたが、7日(日)13時半頃から続々と正常運航を
再開。
上海と北京を結ぶ「京滬高速鉄道」では、最高速度を200㌔に制限して
運行するなど対策に当たり、ダイヤの遅れは約10分程度だった。
(8月8日)

?~上海ジャピオン8月12日号

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